漫画レビュー・考察室 by mitsu

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『キングダム』最新話 第846話 ネタバレ感想|「つけたい名前」—戦場の休息と新たな命が織りなす一章

『キングダム』最新話 第846話ネタバレ感想|「つけたい名前」—戦場の休息と新たな命が織りなす一章

※ネタバレ注意:この記事は第846話の内容を含みます。未読の方はご注意ください。

📖 前回(845話)のおさらい

845話では秦が韓を無血開城させ、趙攻略の布陣が本格化する流れが描かれました。昌平君の内政手腕や王翦らの再編、そして信に託される期待が高まる状況が続いています。ここから趙への大規模侵攻へと物語が動き出しました。

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📚 第846話 あらすじダイジェスト

  • 物語は飛信隊の帰還から始まります。帰還途中、蒙恬とたまたま会いどんちゃん騒ぎをします。
  • 信が咸陽に帰還後、大王・嬴政より呼び出され1年ぶりの再会。少し話ていると、家臣達が大急ぎで嬴政を呼びに来ました。宮女の一人・陽が嬴政の子を出産します。
  • また、その何日か後には嬴政最後の子であり、後の第二代皇帝である"胡亥"が生まれます。
  • 最期に信の仲間・尾平 (びへい)の妻が長男を出産します。飛信隊の面々が立ち合い、子供は無事出産され、尾平はその子に亡くなった弟の名”到”を授けます。 

🌟 今話の見どころ(3つ)

① 戦場の“合間”に差し込む「人」の描写

第846話は戦略説明や大軍描写だけに留まらず、登場人物の“人間”を丁寧に描いています。
帰還する兵たちのやり取りや、生まれたばかりの命に込められた想い。普段とはギャップがあり感動します。

② 「名前」に込められた意味と作者のメッセージ

タイトルにもある「つけたい名前」が物語の象徴に。
新しい命の誕生、そして未来を託す希望や責任を読者に強く印象付けます。
キャラの背景と今後の決意を示す重要な演出です。

第二代皇帝である"胡亥"誕生

後の第二代皇帝である"胡亥"の誕生についても触れられました。
胡亥は父である大王を亡くした後、趙高という宦官の策略により幼くして皇帝となります。

即位後、趙高の手のひらで踊らされる胡亥ですが、反乱がおき最後は自殺という悲しい結末を迎えます。
胡亥や趙高、そして大王の長男・扶蘇など、今後キングダムでどのように描かれるか大変楽しみです!!

📝 まとめ

第846話は、戦線の大局を見据えつつ「人」の情景を丁寧に描いた良回でした。
戦いの価値は単に勝敗を決めることだけでなく、守るべき未来(家族・子供たち・民)のためにある──そのメッセージが伝わってきます。

▶ 次回847話では、趙北部での布陣移動や飛信隊の実戦復帰、李牧側の対応が本格化する見込み。戦いの歯車はさらに早まります、要注目!

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