漫画レビュー・考察室 by mitsu

仕事の合間に漫画レビュー記事書いています。たまにゲームや野球、競馬についても書きます。

【ワンピース1173話】「戦士の世代」ネタバレ感想|軍子の正体はシュリ王女&新巨人海賊団「轟国」炸裂

※この記事は『ONE PIECE(ワンピース)』第1173話「戦士の世代」のネタバレを含みます。単行本派・未読の方はご注意ください。

 

前回(1172話「おれの憧れたエルバフ」)のおさらい

1172話では、長かったロキの過去編が終わり、物語は現在のエルバフへ。
冥界と陽界に分かれたルフィたちは、神の騎士団による「子ども誘拐作戦」の全貌を知り、巨人たちの怒りが一気に噴き上がります。
西の村では長老ヤルルが電伝虫でエルバフ全土に真実を発信し、巨人たちに「戦う理由」を思い出させる展開に。
ラストでは、異変を起こしたドリー&ブロギーの元へ、ゾロとハイルディンが向かうところで引きとなっていました。

 

mitsumarusan.com

 

 

mitsumarusan.com

 

1173話「戦士の世代」のあらすじ【最新ネタバレ】

① ゾロ vs 黒転支配の巨人族&ドリー&ブロギー

舞台はエルバフ・西の村。
黒転(ドミ反転)の支配を受けた巨人たちが、暴走状態で村へ雪崩れ込む中、ついにゾロが戦場に到着します。

ゾロは地上で囲まれないよう、巨人たちの頭から頭へと跳び移りながら接近。
そして群れの中心で大きく跳躍し、
「三刀流奥義 六道の辻(ろくどうのつじ)」をぶちかまし、一気に黒転支配の巨人を斬り払います。

続く見開きでは、ドリー&ブロギーがゾロめがけて同時攻撃
ゾロはその攻撃を利用するように身をはじき飛ばし、結果的にドリーとブロギーが互いを斬りつけてしまうという悲しすぎる同士討ちに…。
リトルガーデンを思い出させる構図なのに、今回は本当に肉体が裂けるレベルでダメージが入ってしまうのが不安(ただ、ちょっと思い出し笑いしてしまった笑)

② 軍子の正体は「シュリ王女」──ブルックの恩人を殺した“父殺しの姫”

場面は変わり、軍子の矢に捕縛されたまま地面を這うブルック
彼はなんとか軍子の元へたどり着き、震える声で彼女に呼びかけます。

ブルックが口にした名は──「シュリ王女」
軍子の青い髪、左右で色の違う瞳、「聖地」との関わり、そしてブルックの音楽を気に入っていた
ブルックの生前の記憶であり、すでに80年が経過している一方、それらから、彼は軍子の正体を確信していました。

軍子=シュリ王女は王族の血を引く人物であり、
かつてブルックの恩人を自らの手で殺した「父殺しの姫」だったことも判明。
そのため、ブルックは「一生思い出したくもなかった」とし決別しにきたと言います。

ブルックの告白に軍子は一瞬正気(記憶)を取り戻し、動揺しながらもブルックに「逃げて!」と叫び、矢の拘束を解除
しかしその瞬間、背後からイムが再び介入し、軍子の肉体を乗っ取る形に。
軍子は涙をにじませつつも、再びブルックへ矢を向けることしかできません。

③ ナミ側にはサンジ合流、ただしロビンだけはまだ拘束中

その頃、ナミたちの元にはサンジが合流
軍子の矢による拘束からはほとんどのメンバーが解放されますが、
ロビンだけはソマーズの植物による拘束が残ったままという、かなり不穏な状況が続きます。

④ 新巨兵海賊団の「三将軍」が合体技「轟国(ごうこく)」

一方、港では──。
子どもたちを乗せた護送船へ向かう巨人の親たち(リプリーたち)が、ニカMMAMMAのニカ)に進路を阻まれ、
全力でぶつかっていくも、逆に押し返されてしまう展開に。

そこへ現れるのが、新巨兵海賊団の三将軍・ゲルズ、ゴールドバーグ、ロード
最初はゲルズ&ゴールドバーグが、かつてのドリー&ブロギーを彷彿とさせる「二軍」の構えを取りますが、
ロードが「拙者も撃てる」と名乗りを上げ、最終的に三人での合体技に。

三人は同時に技を放ち、
「三将 轟国(ごうこく)」が炸裂。
ドリー&ブロギーの「覇国/戦士の国」を受け継ぐかのような、世代交代を感じさせる大技でニカMMAを吹き飛ばします。

1173話の見どころ&注目ポイント

① ゾロの介入とドリー&ブロギー同士討ちの地獄

まずはなんと言ってもゾロの奥義「六道の辻
巨人の頭を踏み台にして戦場を駆け回る立ち回りからの、ど真ん中で一気に斬り伏せる流れが完全に“戦場の剣士”でした。

同時に、ドリー&ブロギーを利用することで生まれてしまった同士討ちが、あまりにもエグい。
リトルガーデンの「決闘ごっこ」の延長線上にあるような構図なのに、
今回はちゃんと肉体に致命傷が入ってしまうのが残酷さを感じさせます。

② 軍子=シュリ王女の正体と、ブルックの“もう一つの喪失”

軍子の正体が王女シュリ&「父殺しの姫」だったのは、エルバフ編の中でもトップクラスの衝撃。
ブルックにとっての恩人を殺していた、という事実にどういった関係だったのか気になります。

それでもなお、一瞬だけ正気を取り戻してブルックを逃がそうとする軍子の描写が、「完全な悪」には落ちきっていない人間味を残していて切ない。
この2人の関係は、今後のエルバフ・最終章全体でもかなり重要な軸になりそうです。

③ 新巨兵海賊団「三将軍」の合体技=世代交代の象徴

ゲルズ・ゴールドバーグ・ロードの三将軍が放った「轟国(ごうこく)」は、
明らかにドリー&ブロギーの技を意識した“次の世代の一撃”。
タイトル「戦士の世代」とリンクするように、巨人族のバトンが確実に新世代へ渡っているのが熱かったです。

次回以降(1174話~)の展開予想

① 船が沈み、とうとう直接対決?

護送船が沈んだ以上、ソマーズとの直接対決が次話の大きなポイントになりそう。
・ソマーズは船と一緒に沈んだのか?(可能性低い)
・ソマーズが怒り、ソマーズvs誰か(麦わらの一味のだれか?)が勃発しそう
など、が予想できます。

② ブルックと軍子(シュリ)の関係がさらに掘り下げられる?

1173話はあくまで「正体の開示と、ほんの一瞬の素顔」まで。
今後は、ブルックとシュリ王女の過去、軍子が“父殺し”に至った経緯が描かれる可能性が高いと思っています。

また、軍子の中に残っている本来の人格が、
イムの支配をどう崩すカギになっていくのかも要注目ポイント。

③ ゾロ vs ドリー&ブロギーの決着、そして“戦士たちの世代交代”の行方

ドリー&ブロギーはこのまま倒れて終わるのか、それとも正気を取り戻して再び“仲間側”に戻ってくるのか。
新巨兵海賊団の三将軍たちの活躍を見るに、「旧世代の巨人」と「新世代の巨人」がどう並び立つのかも今後の焦点になりそうです。

④ 休載なしで1174話へ突入

公式の情報によれば、1173話の後も休載なしで1174話が掲載される予定とのこと。
エルバフ編はここからさらに加速していきそうなので、しばらく毎週ジャンプが怖くもあり楽しみでもある展開になりそうです。

まとめ|「戦士の世代」が一気に動き出した一話

1173話「戦士の世代」は、

  • ゾロの新奥義「六道の辻」と、ドリー&ブロギーの同士討ち
  • 軍子=シュリ王女、そしてブルックとの衝撃の因縁
  • 新巨兵海賊団による合体技「轟国(ごうこく)」
  • 護送船の破壊で、新展開か

といった要素が一気に押し寄せる、まさに「エルバフの新旧の戦士たちが動き出す」回でした。

ロックス・ロジャー世代、シャンクスの世代、そしてルフィ世代へと受け継がれてきた“戦士の意思”が、
今度は巨人族の中で「旧世代 ⇔ 新世代」へとバトンが渡っていく感じがたまらない。
次回以降も、ゾロ・ブルック・巨人たちがどう「戦士の世代」をつないでいくのか、しっかり追いかけていきたいところです。