※この記事は『ONE PIECE』第1154話の重大なネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
【前回(1153話)の振り返り】
1153話では、エルバフ王国の内部に迫る重要なパートが描かれました。
エルバフの王ハラルドは若かりし頃人間を差別していましたが、イーダと出会い、人間の国との外交を強めていきます。
忙しい日々を過ごす中、イーダとの間にハイルディン、王妃エストリッダとの間にロキを生みます。
ロキは生まれもっと特殊な”目”から呪いの子として王妃から嫌われ捨てられますが、ロキは生まれた時から通常の巨人よりもかなり丈夫な体を持っていました。
【今回(1154話)のあらすじ】
1154話「死ねもしねェ」では、ロキの誕生後、災害が続くエルバフが描かれます。
ロキの誕生後、ビッグマムによるヤルルの相棒”滝ひげのヨルル”の殺害や、火災、暴風、寒波等、自然災害にも見舞われ、飢餓をもたらすほどでした。
そんな中、ロキは呪いの子として王妃に近づけさせてもらえず、泣きわめこうが実母から愛を受けることはありませんでした。
王妃エストリッダが亡くなり、ハラルド王はロキと初めて会いますが、目は包帯で隠され、体中はあざだらけと、まともな扱いはされていない状態。
しかしハラルド王は多忙で気づかないのか、エストリッダの兄にロキの面倒をみてもらいます。その結果、ロキの心は廃れ、普段から暴れ人々を傷つけるようになります。
ロキが冥界にて寂しく泣いている所に、一人の男がやってきます。
その男は若かりし頃の”白髭”と”金獅子のシキ”を連れており、ハラルド王を探しています。
その男は伝説の海賊”ロックス・D・ジーベック”であり、四皇”黒ひげ”の父であること明かされます。
【感想&考察】
① ロキの内面描写が胸を打つ
強いロキが「死ねもしねェ…」と涙しながらこぼすシーンは、今まで描かれてこなかった彼の脆さを表す衝撃的な場面。
エルバフという強さを信奉する国において、精神的な“弱さ”を抱える彼の存在は異質であり、それゆえに孤独だったのでしょう。
赤ん坊の頃から「呪われている」と周囲にささやかれ、ページを捲るたびに笑顔が亡くなる赤子のロキの姿は胸にきます。。
② ロックス・D・ジーベック、ついに登場
読者の長年の願いがついに叶いました!!
ロックス・D・ジーベックの姿が明らかになったことで、ゴッドバレー事件の真相や“D”についてより真相が明かされそうですね!!
また、レヴェリーに参加しながらも、大将を殺害しているという経歴、「ロックス=世界の真実を知る者」としての側面が強調されています。
③ 黒ひげとの関係が確定!
今回ロックスが黒ひげの父であることが分かりました。
黒ひげが「眠らない体質」であることや、“複数の能力を宿せる特異体質”など、かねてから「人間離れした存在」として描かれてきましたが、
今回ロックスと黒ひげの関係が明らかになったことにより、今後考察班の考察が加速しそうですね!!笑
ビジュアル的にも、ロックスと黒ひげはそっくりですね!!
【まとめ】
第1154話は、エルバフ編における“過去編のクライマックス”とも言える神回。物語がついに“ロックス”という巨大な謎に接触し、黒ひげのバックボーンも見えてきました。
ロキというキャラに新たな深みを与えたことで、彼が今後「敵」ではなく「共闘相手」になり得る可能性も出てきています。
尾田先生の伏線回収が怒涛の勢いで展開される中、来週以降の展開が楽しみで仕方ありません!
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