学生時代、眠れない夜に救われた音楽や物語って、ありませんでしたか?
『君は放課後インソムニア』は、そんな夜を生きる高校生たちの物語。 青春と不眠、そして静かで温かな絆。
読み始めると、まるで夜の星空に包まれるような心地よさが広がります。
【作品情報】
作品名:君は放課後インソムニア
作者:オジロマコト
掲載誌:週刊ビッグコミックスピリッツ
巻数:全14巻(完結)
ジャンル:青春・恋愛・日常・睡眠障害
メディア展開:TVアニメ(2023年放送)
受賞歴・話題性:
・2023年に実写映画化
作品の魅力3選!!
【魅力①】共感度MAXの“不眠”が物語の出発点
「眠れない」というだけで、こんなにも苦しくて孤独。
主人公・中見丸太と曲伊咲は、不眠症という悩みを共有することで出会い、心を通わせていきます。
このスタート地点があるからこそ、彼らの一つひとつの会話や時間がとても愛おしい。
【魅力②】星と静寂が包む、唯一無二の青春
ふたりが再始動させたのは、眠る時間帯に活動する「天文部」。
放課後ではなく“深夜”に始まる青春というのが本作の最大の個性。
静まり返った夜の学校、眠る街、そして星空の下で語られる本音―― 読んでいるこちらの心まで、静かに癒されていきます。
【魅力③】恋愛未満の関係がリアルで切ない
丸太と伊咲は、割と序盤で両想いになりますが、付き合うわけではありません。
だからこそ、お互いを知っていく過程が丁寧で、じれったくて…それがたまらない。
夜の特別な時間を共有するうちに、心の距離がじわじわ縮まっていく描写は秀逸。
「好き」と言葉にする前のドキドキが、こんなに尊いなんて。
【まとめ:どんな人におすすめ?】
✅ 『四月は君の嘘』のような静かな青春に心動かされた人
✅ 恋愛が主軸じゃない、人間ドラマに惹かれる人
✅ 不眠や夜の孤独感に共感がある人
夜の街、星空、ふたりきりの時間。
そんな静かな物語に浸りたいなら、『君は放課後インソムニア』は間違いなく刺さります。
ぜひ原作とアニメの両方で、彼らの物語を味わってみてください。
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