mitsuの漫画時間

仕事の合間に漫画レビュー記事書いています。たまにゲームや野球、競馬についても書きます。

【漫画レビュー】ブルーピリオド

どもども

 

mitsuのさぼり時間です。

 

今回は漫画「ブルーピリオド」について書いていきます。

 

 

漫画「ブルーピリオド」について

山口つばさ先生による美大受験、美大での生活等を描いた青春漫画で、「月刊アフタヌーン」にて2017年より連載中です。既刊16巻。

高校生で学業は優秀ではあるものの何かに本気になれない主人公・矢口八虎(やぐちやとら)が本気で美術の道を志し、美術大学を目指す過程での葛藤や成長を描いています。

2019年には「マンガ大賞」を受賞し、2021年にはアニメ化、2024年には実写映画化されるなどされています。

 

 

「ブルーピリオド」の物語

矢口八虎は、成績優秀で遊び上手な”普通の優等生”。彼は一日一日過ごす中で物足りなさを感じており、彼の中には空虚感が漂っていました。

ある日、美術室で見た1枚の絵がきっかけで、美術の世界に魅了されます。

そこから八虎は「自分の居場所を見つけたい」と強く願い、美術部に入部、美術の難関校である東京芸術大学を目指す決意をします。

美術部や予備校で絵を描く中で、技術的な壁や周囲との競争、自己表現の葛藤など、悩みに悩みながらも、自分の可能性を追い求めていく物語です。

 

 

「ブルーピリオド」を読んでみた感想

この漫画を読むと、何かに挑戦することに勇気が出せるようになります!

このマンガでは夢や目標に向かう難しさを丁寧に描いており、特に「何かに挑戦する勇気」を読者に与えてくれる作品です。

主人公の八虎は美術を通して自分の本心や環境を見つめ直し、時には悩み、時には友人や家族に助けられながら、少しずつ自分を確立していきます。

その姿に、多くの人が共感しやすいと思います。また、なにか踏みとどまっている自分に影響を与えてくれるのではないかと思います。

 

僕が読んでみて感じたブルーピリオドの魅力は以下です!

① 詳細な美術の描写・説明!!

美術の技法や表現の裏側が詳細に描かれています。

たとえば、デッサンをするうえで「構図の重要性」「モチーフの捉え方」などなど。

美術に興味がある人には実用的な話が多いのではないでしょうか。

僕は絵について全くの無知・初心者ですが、わかりやすく初心者でも興味を引かれる内容です。


② 美術大学の受験過程がリアル!!

美大受験ってめちゃくちゃ大変とは聞いていましたが、読んでみてかなり大変だとしりました。

美大は私立が多いなので学費がものすごく高い。学費を安く済ませるとなると国公立になりますが、日本には一応国公立の美大が5校あるみたいなのですが、その中で最も有名なのが東京芸大

主人公が受ける「絵画科油画専攻」は倍率30倍以上の年もあるといわれているみたいです。。

美大は実技試験があるので、美大用の予備校に通い毎日絵の練習をするみたいです。。

もちろん学科試験もあるので、勉強も並行して行わなければいけない。。。

時間足りなさすぎる。。なので、二浪三浪あたりまえだそうです。。

この忙しさ・ストレスから体調崩して受験できないって子も多いみたいです。。

読んでて、生まれ変わっても美大にはいかないなぁと思いました笑

 

③ 「才能」についての問いかけがリアル。。

美術という分野における「努力」と「才能」についてうまく描かれています。

「自分に才能がないのではないか」と悩む八虎の姿は、誰もが一度は経験する自己評価・挫折感に共感できます

 

結論!

美術という特殊な分野を扱いながらも、友人関係や家族の悩みや喜びが描かれているため、美術に詳しくなくても楽しめる作品です!!

「自分はどう生きたいのか」というテーマはどんな人にも響くはずです!

なにかに挑戦する物語が好きない人や、今一歩踏み出せない人に是非読んでみたい作品です!!

 

ではでは