mitsuの漫画時間

仕事の合間に漫画レビュー記事書いています。たまにゲームや野球、競馬についても書きます。

【アオアシ最終回】アオアシ410話(最終回)ネタバレ感想|アシトの旅は“今から”始まる

 

※この記事は『アオアシ』第410話「Presence」(最終回)の内容を含みます。未読の方はご注意ください。

 

前回のあらすじ

mitsumarusan.com

 

最終回のあらすじ

第410話「Presence」は、エスペリオンのトップ練習を終えた後の物語。
冒頭は、富樫・遊馬・杏里の3人による放課後の会話シーンから始まります。

トップチームとの練習で歯が立たず、疲労困憊の富樫は「家に帰る気力すらない」とこぼします。対照的に、遊馬はある程度の手応えを感じ、「プロ入りを決めにいく」と前向きな表情を見せました。

さらに、遊馬は杏里に「日本と海外どちらで監督やるのか」と問いかけます。そして、自身が杏里をずっと想っていたことを打ち明け、「杏里がどこを目指すかによって、富樫か自分、どちらかと人生が交わるんじゃないか」と、語ります。

場面はエスペリオンユースの練習場へと切り替わり、新入生たちが橘たち2年生に挨拶をしています。和やかな空気の中に現れたのは、トップチーム練習帰りのアシト。彼が姿を現した瞬間、新入生たちの空気が一変します。

実は、栗林・阿久津・アシトの3人は、アルカスカップ以降「別格の存在」とされており、海外クラブからのスカウト調査も始まっているとのこと。特に阿久津は、加瀬さんと代理人契約を結ぶ描写も描かれ、プロへの第一歩を踏み出している様子が窺えます。

アシトに憧れの眼差しを向ける新入生たちに対し、彼は静かに言います。
「俺なんて、まだスタートラインにも立ってねえもん。」

そして、ユース生が揃ったタイミングで、福田監督が登場。
彼は全員に向かって、「今の年齢のお前らなら、何者にもなれる。世界へ連れて行ってやる」と熱い言葉を投げかけます。

その言葉を胸に、アシトたちの旅は“新たな出発”を迎えました。

 見どころとポイント考察

① アシトの「まだスタートラインにも立っていない」発言

すでにトップ合流レベルの能力を見せつつも「まだ足りない」と語るアシト。
この言葉には“謙虚さと向上心”が凝縮され、読者を勇気付けるメッセージ、そしてアシトのこれからは読者の想像に委ねるというメッセージとして強く響きました 

② 阿久津の代理人契約シーン

正式にオファーがあったのか、代理人契約書を手にする阿久津の姿は、努力と才能の実を象徴。
最初は悪役ではありましたが、エスペリオンのためにまた一つ高みへ歩み始める姿が、作品全体の深みを増しています 

③ 福田監督のまとめと未来への呼びかけ

最後のユースチームへの檄は、福田イズムの継承を感じさせるクライマックス。
スタートではなく、その先へ歩き出す勇気を読者にも与える“希望の結び”でした 

④次回作が来年春より連載!!

小林先生の次回作が来年春よりスピリッツにて連載されるそうです!!

現在、小林先生は『ブラザーフット』(アオアシ スピンオフ)と『フェルマーの料理』を不定期ではありますが連載中とものすごく多忙だと思います。

それでも来年春には新連載するって、マジで尊敬です。。

アオアシはアニメ2期、フェルマーの料理もアニメ化が決定し、本当楽しみばかりです!!

 

総評:終わりではなく、始まりの始まり

  • アシトの熱い決意は、読者にも背中を押すパワーワード
  • 余韻を残す最終回構成で、「その後」を想像させる余地が絶妙。

アオアシ』410話は、スポーツ漫画としてのゴールではなく、新たな旅のスタートラインという終わり方でした。
正直言うと、もう少し先の物語をみたかった!!
でも、これはユースを題材とした漫画。世界と戦い視野が広くなったアシト達の今後は僕等で想像していきましょう。

 

▶ 今すぐ読んでみる

楽天ブックスAMAZONで単行本発売中です!!

是非是非読んでみてください!!